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カルシウム不足による症状

日本人の食生活は豊かなのにもかかわらず、数十年にわたりずっと不足している栄養素。それがカルシウムです。カルシウムが不足すると、骨折や骨粗しょう症の原因となることはよく知られています。しかし、それ以外のカルシウム不足による症状はあまり知られていません。

カルシウムの働きは骨をつくることだけではなく、血管や細胞、神経伝達にも大きな影響を与えています。

そのため、カルシウムが不足すると様々な支障をきたす深刻な問題につながるのです。

カルシウム不足が原因で血圧が上昇する。

カルシウム不足が原因で起こる症状として、血圧の上昇があります。これはカルシウム不足によるカルシウムパラドックスという現象が原因です。

【カルシウムパラドックスとは?】

カルシウムが不足すると、体は骨を溶かして体内にどんどん補給するため、血液中のカルシウム濃度が高くなってしまうのです。これはカルシウムが不足した時の生命維持に欠かせない現象なのですが、カルシウムパラドックスが原因で深刻な問題を引き起こします。

カルシウムパラドックスにより血液中のカルシウム濃度が高くなると、カルシウムは血管壁に沈着し血管の詰まる原因となります。


これが血液の流れを悪くするので、心臓やより力強く血液を送り出そうとするのです。
その結果、血圧が上昇し、高血圧になりやすくなってしまいます。

カルシウム不足による血管系疾患の危険

一般的に高血圧の主な原因は塩分のとり過ぎとされています。塩分を多くとるとカルシウムが体外へ排出され、カルシウム不足の原因となるからです。塩分過多とカルシウム不足は血圧上昇の直接的な要因とされています。

高血圧の予防や改善には、塩分のとり過ぎに注意すること、そしてカルシウム不足にも注意する必要があるのです。

また、カルシウム不足は動脈硬化を招く原因となります。カルシウムパラドックスにより血液中のカルシウムが過剰に増えると、血管壁が固くなり、血管の内側が傷つきやすくなるのです。血管の内側に傷がついてしまうと、そこにコレステロールなどが付着するため血液の流れがさらに悪化し、血管そのものが脆くなってしまうからです。カルシウム不足は、高血圧や動脈硬化の引き金となるのです。

カルシウム不足による自覚症状

カルシウム不足に陥ると体には下記のような異変がおこります。もし、あてはまる事があればカルシウム不足を疑ってみましょう。

・まぶたがぴくぴくと痙攣する
・運動もしていないのに足がつる

 これらはカルシウム不足による筋肉の活動低下が原因です。

・もの忘れが目立つ
・ストレスを強く感じる

 これらはカルシウム不足による神経細胞の活動低下が原因です。


カルシウム不足によるカルシウムパラドックスは、脳の血液中のカルシウム濃度も高めてしまいます。
すると、脳の神経細胞の動きをうまくコントロールすることができなくなり、ストレスを強く感じるのです。

脳の血液中のカルシウム濃度がさらに高くなると痴呆症状を引き起こす原因にもなります。
また、脳血管の動脈硬化から、脳卒中を引き起こす原因ともなるのです。


正しいカルシウムのとり方

カルシウムパラドックスに陥らないためにも、カルシウムは正しく摂取しなければなりません。
ただやみくもにカルシウムを補おうとしても逆効果となる場合があるからです。一般的に販売されているカルシウムは、カルシウムの吸収率を高める為に高温高圧処理を行い、イオン化をしている可能性があります。あらかじめイオン化されているカルシウムは、血中のカルシウム濃度を高める原因となるため、悪玉カルシウムと呼ばれています。逆に、イオン化されていない天然のカルシウムは善玉カルシウムと呼ばれ、体内のカルシウムバランスを保ち、骨に届くカルシウムだといわれています。

カルシウム不足を感じる場合には、善玉カルシウムを摂取するように心がけてください。

【善玉カルシウムと悪玉カルシウム】